2007年8月13日月曜日

DesperadoとRoute66

今年の夏はシカゴからロサンゼルスまでRoute66をドライブした。
走行距離、約4500km。(途中グランドキャニオンに寄り道をしたが。。。)

なぜ、Route66をドライブすることになったのか、
それは、スカパーで放映されたROUTE66-栄光と哀しみのマザーロード-[全13回]に偶然(必然?)出会ったから。

そして、その番組のオープニングテーマが、The Eaglesの「Desperado」。

~何もない荒涼とした大地に 一本の道が走る
駅馬車が駆けた荒野を やがてT型フォードが行く
華やかなりし モータリゼーション
西へ 人々は大いなる移動を始める
砂漠の中に 給油所ができ モーテルが建ち ダイナーがオープンする
教会よりも先にドラックストア生まれ 町となっていく
誰の顔にも笑顔があった時代~
とのナレーションの後ろに「Desperado」がかかっていた。

今回の旅のテーマソングは「Desperado」。
「無法者」あるいは「ならず者」と訳されるDesperadoには、時代に流されず己が道に進んだ時代のはみ出し物の姿が浮かぶ。
それを追い求めてみよう。そう思いハンドルを握る。











そして、たどり着いた地、最西の地はサンタモニカ。
今は有名な観光地になっているため、世界中から人々が集う。
観光地のため明るく、華やいだ雰囲気だ。
はるばるシカゴから車を飛ばしてきた人などいない。
1人だけ醸し出す空気が浮いている気がした。

なんとなく歩いた、サンタモニカピアの桟橋。
最先端のところまで歩いていくと、突然あの曲が聞こえてきた。
そう、「Desperado」 。

たまたま、ストリートパフォーマンスの人が演奏し始めたのだ。
なんという、偶然だろう。
身震いがした。

久々に心の底から震えた瞬間だった。
たぶんあの瞬間は、一生忘れないだろう。

そう、時代に逆らって己が道を行く、「Desperado」を自分の中に見つけた瞬間は。

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